運動は好きだけどスポーツは嫌いだ、“スポハラ”はやめてくれ。

コロナ禍で巣ごもりが続いているからか、なにかと身体を動かすことを求められる。もちろん密になる環境ではなく、筋トレとかジョギングくらいの運動を、ということだが。

この状況になって思ったのだけれど、スポーツは嫌いだが運動は楽しい。「適度に」身体を動かせば温まって行動が機敏になる。頭も少しスッキリするし、生産性も上がる。

誰にも強要されず、ひとりで身体を動かせる状況は悪くないなと感じる。

ところが、運動=スポーツだと考える人たちがいる。しかも大勢で集まって、そこそこどころではない激しさで、勝ち負けをきちんと競い合うような。

やめてくれ。心地よく身体をほぐしてパフォーマンスを上げたいだけなのに。コロナで命を失う危険があるのに加えて、勝負事でメンタルまで削られるスポーツを勧めてくるのは、本当にやめてくれ。

思えば学生時代も、体育の時間が運動レベルのときは楽しかった。適度な運動であれば、そのあとの授業にも身が入る。だがスポーツ、お前はダメだ。お前のせいで寝落ちすることになる。

なんでもハラスメントという言葉をつけて排除しようとするのは気持ち悪いと思うが、「スポーツハラスメント」は大罪だと思っている。スポーツするもの/ことが神聖視されがちなこの国だからこそ、なおのこと自分はうるさく声を出す。なにせ、この状況下で来年オリンピックをやろうという国なのだから。

スポーツは精神にも身体に悪い、だから嫌いだ。運動は身体に良い、だから好きだ。それだけのことなんだけどな。

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